参政党は宮城県知事選挙をどうする?和田政宗・ローレンス綾子討論会をうけて

大人の社会科チャンネル-tetsuya
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2025年09月13日
参政党・宮城県知事選はどうする?

9月12日に、急遽参政党の宮城県タウンミーティングの内容が変更されて、
参政党のローレンス綾子さんと、自民党の和田政宗さんの討論会になった
司会は神谷宗幣さん

和田政宗さんにとっては完全アウェーの場だったが、急遽の呼びかけにも応じて登壇

YouTubeで無料配信もされて、4時間で10万再生突破するほどのすごい注目度
内容的にも、濃くて面白かった

経緯を振り返ると、

まず参院選の最中の宮城県の水道民営化についての発言などで
神谷さんと村井知事の対立があって、

村井知事は公開討論を要求したが、神谷さんは選挙で決着をつけようということで、
宮城県知事選に参戦することを表明

誰が出るのかと思っていたが、ローレンス綾子さんで調整していたらしい

22年の参院選・24年の衆院選・25年の参院選と、ずっと宮城で活動してこられたので、
参政党が独自候補として出すなら、ローレンスさんしかいないだろう


そこに、今回、石破総理が辞任して自民党が新総裁になると、解散総選挙がくる可能性がある
衆議院選挙があるなら、ローレンスさんをそっちに出す戦略もある
参院選では18万票取ってるので、十分な実績がある

そこでさらに、参院選で落選して浪人中だった和田政宗さんが、宮城県知事選に立候補すると表明

和田政宗さんは、最初はみんなの党で次世代の党から自民党に入った人

次世代の党で松田さんと一緒だし、神谷さんの龍馬プロジェクトにも顔を出したりして、結構交流があったらしい
知事選の公約を見ても、参政党の主張とほとんど変わらない

参政党が今回の討論会をセッティングした狙いは、
明らかに、宮城県知事選は和田さんで1本化する道筋をつけるためのものだろう

実際に討論会は2時間みっちりやったが、主に5つのテーマ
労働力としての移民受け入れも問題
イスラム教土葬問題
水道民営化問題
再エネ・メガソーラー問題
グローバリズムにどう向き合うかの問題

これらの論点で、和田さんとローレンスさんの主張はほとんど同じ
どちらも同じことを言うので、対立点がなくて、司会の神谷さんが困っちゃうくらい

強いて言えば、ローレンスさんは議員経験がないので、やや理念的な考えが先行していた

和田さんは参議院を2期12年やってるから、自分の議員経験で実際にやってきたこととか、これからどういう道筋をつけていくのか
実例を交えながら、具体的に話されていたのが印象的


結局、ここまで政策的な部分で考えが一致するなら、2人とも出るのはどう考えても悪手

票割れして結果的に村井さん当選になるのが最悪の結果

やはり、1本化するべきだろう

和田さんはすでに正式に立候補を表明していて、ローレンスさんは立候補を検討中だが衆院選があるかもしれないので保留中という報道

段取り的にも、ローレンスさんが衆院選に集中して、県知事選は和田さんで1本化することになるのでは

党員に何の説明もなしにいきなり1本化しますじゃ納得されないので、こういった公開討論会を行って、
宮城県民の納得感を醸成していく狙いがあったと思う



■和田さんという人は信用できるのか?
一番はクルド人問題
今回の討論会にあたっても、質問を募集したらこの件が一番多かったらしい
和田さん自身の言葉で色々と説明されているので、気になる方は全部見てもらうのが一番

和田さんはクルド人を擁護して、のさばらせているという批判があるが、
正直、炎上している当時から、さすがに言いがかりだろうと思っていた

ジャーナリストの石井孝明さんとかがだいぶ突っかかっているが、どうも誇張が多い

和田さんはクルド有効議員連盟の幹事長をやっていたが、
これはイラク系クルド人が来日したときに交流を目的として平沼赳夫さんが作ったもので、
川口で問題になっているトルコ系クルド人とはあまり関係がない


個人的な印象としては、和田さんは武蔵野市の外国人住民投票条例のときにものすごく反対して何度も街宣をやったり
入管法改正で、難民申請を何回でもできるところを、2回でアウトにしたり、そちらの方でがんばっていた印象が強い

もちろん、Xでブロックするのは政治家としていただけないが、
たとえばクルド人と仲良く写っている写真も出回っているが、

神谷さんも何十年か前にアーミテージと笑顔でツーショット撮っただけで、神谷はジャパンハンドラーの手先だと未だに言われ続けている
正直、それに似たようなものを感じている

もちろん、これでは納得できない人もいると思うが、
和田さん自身が粘り強く説明して、実際に政治で示していくしかない



だだし、未だに自民党に籍をおいているわけで、どんなに格好いいこと言ったって、結局自民党の意に沿わないことはできないんじゃないか?

討論会の最後でも、一般の参加者からの質問で、
自民党員の方が、もう自民党はダメだから、和田さんは離党して参政党から出てほしいという声があった

それに対して和田さんは、気持ちは受け取る。ただ、現実的に勝つことを第一に考えていると回答

現実的に知事選に勝つためには、自民党の地方組織の力が必要であると認識しているだろう
おそらくそれは、正しい認識だろう



県知事選は現職が圧倒的に有利だから、勝つためには自民党の力も利用しなくてはいけない

和田さんは討論会のなかでも、自民党内でも多勢に無勢で、自分の思いをなかなか実現できなかったと言っていた

ただ、1人の国会議員と県知事を比べたら、県知事の方が圧倒的に出来ることは多いハズ
県知事は大統領権限のようなものと言っていて、県知事として自民党から圧力を受けても、県民のみなさんと一緒に突っぱねると言っていた


現実的に、政治家が大きな圧力を突っぱねるためには、確固たる後ろ盾が必要

今までの政治家は、その後ろ盾として、大きな組織の組織力しかなかった。だから組織に逆らえなかった
本来の民主主義は、その政治家に投票した一般大衆が後ろ盾になって、数の力で組織の圧力を突っぱねなきゃいけない


だから和田さんに自民党を突っぱねてもらうためには、自民党の組織力を上回る後ろ盾を提供しないといけない
その後ろ盾を提供できるのが、参政党の草の根運動だということになれば、和田さんは参政党に逆らえなくなる

参政党が影響力を強めるためには、こういう構図にしていかなくてはいけない

そしてこの討論会の動画が、すでに15万回以上再生されていて、強烈なデジタルタトゥーになっている
この場で和田さんにこれだけの発言をさせた意義は大きい

正直言って、すでに和田さんは自民党には戻れないんじゃないの

参政党は自民党に良いように利用されてしまうという批判もあるが、
参政党が反自民で突っ張ったままでは、結局影響力のない少数政党のままになってしまう

今回は自民党という組織ではなく、あくまで和田さん個人との関係で、
参政党がある程度妥協したという批判を受けてでも、自民党の保守派議員と連携して大きな影響力を発揮していくという状況の方が、
いまの自民党執行部とか左翼野党にとっては、非常に深刻な脅威になる


日本国民の大半はやんわり保守
保守票を取りたいなら、しっかり気合いれないと参政党に持っていかれるという、
緊張感を与えることが大事

豊田真由子さんもそうだが、参政党の方が自民党から票も人材も奪っていく
こういう構図にしたい


アンチは参政党は妥協しまくりのブレブレだとか叩くだろうが、
それはれいわみたいに頑固一徹で突っ張ってくれる方が、影響力が少なくなるから

批判を受けてでも、現実的に連携する戦略を取ってくるほうが、はるかに怖い存在になる
もちろんそれで取り込まれるようではダメだが、そこは党員が睨みを効かせるしかない


実際に参政党がどうするのかはまだわからないが、
少なくとも今回、和田さんと討論会をやったこと、和田さん自身が参政党の討論会にちゃんと出てきてくれたことは、
非常によかったことだと思う


理念を突っ張ることも大事だが、
その一方で来月に迫った県知事選挙で、現実的に現職に勝つための戦略もなければいけない

どの選択が、参政党がもっとも怖い存在になれるか
そういう視点で考えることが大事
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