自民・維新 連立合意へ 維新が絶対条件とする“議員定数削減”で何が変わる?【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
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2025年10月20日
「日本維新の会」が「自民党」との連立政権の発足に向けて実質的に合意したことを明らかにしました。ただ、維新が“絶対条件”とする「議員定数の削減」については疑問の声もあがっています。(10月20日「Nスタ」午後5時20分ごろの放送より)
■定数削減がセンターピン「1割、50人くらい削減したい。比例でもいいです」
井上貴博キャスター:
自民党と日本維新の会が連立を組むことになりました。ただ、物価高対策に取り組み、その上で「政治とカネ」を議論すると見られていたところ、ゴールポストが変えられて「議員定数の削減」が突然出てきました。
連立をめぐり、日本維新の会 吉村洋文代表がセンターピンだと挙げたのが「議員定数の削減」です。
吉村代表の今までの発言です。
▼17日(金)「ひるおび」出演時
「1割、50人くらい削減したい。比例でもいいです」
▼20日
「この改革の入口、センターピンだと思っている。突破しない限り、後ろにある社会保障改革など日本を前に進めていくことの改革なんてできない」
■削減対象は比例「新興政党が戦えなくなる」
井上キャスター:
2024年 衆議院選挙の各党の獲得議席をみると、比例区での当選が多かったのは公明、共産、国民、れいわ、参政党です。
今、話し合いをしている自民と維新は、比例の比重はそこまで大きくありません。交渉している当事者同士はあまりダメージがないものを、自民と維新だけで話を進めても良いのかという声が出てきているわけです。
これについて新興政党などからは「新しい声がなかなか国会に届きづらくなる」「不公平だ」という声も出ています。
参政党 神谷代表(17日 公式Xより)
「現行制度で比例の人数を削減するのは猛烈に反対です。新興政党が衆議院議員選挙で戦えなくなる」
肉乃小路ニクヨさん:
小選挙区制では、選挙区で負けた票が全て無駄になってしまいます。それを救うために比例代表制があり、少数政党はそれを頼りに全国的に票を集めているというのもあります。そのため定数削減が実現すると少数政党の意見を聞くことができなくなるのではないかと思います。
さらに日本の政治は多党化していって、どう連立を組むかという流れになるのではないかと言われていましたが、その流れをまた急に戻してしまうのかなと気になっています。
井上キャスター:
“身を切る改革”は絶対避けられない重要なことだと思います。しかし
選挙制度を変えるのであればもう少し全体の話をしなければいけないと思います。「議員定数の削減対象は比例だけ」というのはひずみが出てきてしまうと思います。
肉乃小路ニクヨさん:
バランスを取った上での比例代表制になっているんですよね。結果、多党化でいろいろな人の声が反映されやすくなっているという側面もあるので、(定数削減で)反映しにくくなるのは心配ですね。
確かに比例復活はちょっと解せないですが、比例だけでいいのかとか、小選挙区制から昔の中選挙区制に戻した方がいいという話もありますよね。ただ、中選挙区制はお金がかかるからやめたという経緯もあるので、比例だけではなく、選挙区の区割りも考えながら丁寧に改革を行った方がいいのではないでしょうか。
■定数削減の可能性は?合意書に注目
井上キャスター:
20日、日本維新の会 藤田共同代表も「(合意書には)比例という文言は入れませんでしたが、衆議院議員の1割を目標に削減するという文言になっていたと承知している」と話しています。
比例だけではなく、小選挙区もとなるとより難しい議論になりそうです。
TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
選挙制度は民主主義社会の根幹で、いろいろな仕組みのベースになっているので、そこを変えるのは大きな作業かつ、大テーマなんです。
小選挙区を減らすと有権者の数が少ない地方の議席が減ってしまいます。つまり地方の声が国会に届かないリスクも発生するのです。
一方で、比例は小さい政党でも1議席を獲得しやすい制度ですから、比例がなくなってしまうと多様な意見が国会の中に届かなくなってしまいます。
どちらを減らすにしてもデメリットがあります。確かに削減すれば国会議員の歳費は減るので、使われる税金も減るかもしれませんが、そのために(少数政党などの)議員を減らしていいのかという問題が起きるでしょう。
もう一つ大事なことは、選挙制度を変えることは全政党、全国民に関わることです。
議席を多く持っている政党だけが集まって「選挙制度のここを変えよう」と、自分たちの有利な選挙制度に変えることを認めていいのか。
これまで国会では選挙制度を変えるときには各党で話し合って決めていたので時間がかかっていました。
それが多数の議席を取った政党が自分たちに有利な制度にしたら社会がおかしくなってしまいますよね。
だから与野党や色々なところから「こんな形で進めていいのか」という疑問の声が出ているのです。
出水麻衣キャスター:
定数削減の可能性はありますか?
TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
数の力で押し切るのは現実的に難しいでしょう。押し…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20251020-6267034)
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■定数削減がセンターピン「1割、50人くらい削減したい。比例でもいいです」
井上貴博キャスター:
自民党と日本維新の会が連立を組むことになりました。ただ、物価高対策に取り組み、その上で「政治とカネ」を議論すると見られていたところ、ゴールポストが変えられて「議員定数の削減」が突然出てきました。
連立をめぐり、日本維新の会 吉村洋文代表がセンターピンだと挙げたのが「議員定数の削減」です。
吉村代表の今までの発言です。
▼17日(金)「ひるおび」出演時
「1割、50人くらい削減したい。比例でもいいです」
▼20日
「この改革の入口、センターピンだと思っている。突破しない限り、後ろにある社会保障改革など日本を前に進めていくことの改革なんてできない」
■削減対象は比例「新興政党が戦えなくなる」
井上キャスター:
2024年 衆議院選挙の各党の獲得議席をみると、比例区での当選が多かったのは公明、共産、国民、れいわ、参政党です。
今、話し合いをしている自民と維新は、比例の比重はそこまで大きくありません。交渉している当事者同士はあまりダメージがないものを、自民と維新だけで話を進めても良いのかという声が出てきているわけです。
これについて新興政党などからは「新しい声がなかなか国会に届きづらくなる」「不公平だ」という声も出ています。
参政党 神谷代表(17日 公式Xより)
「現行制度で比例の人数を削減するのは猛烈に反対です。新興政党が衆議院議員選挙で戦えなくなる」
肉乃小路ニクヨさん:
小選挙区制では、選挙区で負けた票が全て無駄になってしまいます。それを救うために比例代表制があり、少数政党はそれを頼りに全国的に票を集めているというのもあります。そのため定数削減が実現すると少数政党の意見を聞くことができなくなるのではないかと思います。
さらに日本の政治は多党化していって、どう連立を組むかという流れになるのではないかと言われていましたが、その流れをまた急に戻してしまうのかなと気になっています。
井上キャスター:
“身を切る改革”は絶対避けられない重要なことだと思います。しかし
選挙制度を変えるのであればもう少し全体の話をしなければいけないと思います。「議員定数の削減対象は比例だけ」というのはひずみが出てきてしまうと思います。
肉乃小路ニクヨさん:
バランスを取った上での比例代表制になっているんですよね。結果、多党化でいろいろな人の声が反映されやすくなっているという側面もあるので、(定数削減で)反映しにくくなるのは心配ですね。
確かに比例復活はちょっと解せないですが、比例だけでいいのかとか、小選挙区制から昔の中選挙区制に戻した方がいいという話もありますよね。ただ、中選挙区制はお金がかかるからやめたという経緯もあるので、比例だけではなく、選挙区の区割りも考えながら丁寧に改革を行った方がいいのではないでしょうか。
■定数削減の可能性は?合意書に注目
井上キャスター:
20日、日本維新の会 藤田共同代表も「(合意書には)比例という文言は入れませんでしたが、衆議院議員の1割を目標に削減するという文言になっていたと承知している」と話しています。
比例だけではなく、小選挙区もとなるとより難しい議論になりそうです。
TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
選挙制度は民主主義社会の根幹で、いろいろな仕組みのベースになっているので、そこを変えるのは大きな作業かつ、大テーマなんです。
小選挙区を減らすと有権者の数が少ない地方の議席が減ってしまいます。つまり地方の声が国会に届かないリスクも発生するのです。
一方で、比例は小さい政党でも1議席を獲得しやすい制度ですから、比例がなくなってしまうと多様な意見が国会の中に届かなくなってしまいます。
どちらを減らすにしてもデメリットがあります。確かに削減すれば国会議員の歳費は減るので、使われる税金も減るかもしれませんが、そのために(少数政党などの)議員を減らしていいのかという問題が起きるでしょう。
もう一つ大事なことは、選挙制度を変えることは全政党、全国民に関わることです。
議席を多く持っている政党だけが集まって「選挙制度のここを変えよう」と、自分たちの有利な選挙制度に変えることを認めていいのか。
これまで国会では選挙制度を変えるときには各党で話し合って決めていたので時間がかかっていました。
それが多数の議席を取った政党が自分たちに有利な制度にしたら社会がおかしくなってしまいますよね。
だから与野党や色々なところから「こんな形で進めていいのか」という疑問の声が出ているのです。
出水麻衣キャスター:
定数削減の可能性はありますか?
TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
数の力で押し切るのは現実的に難しいでしょう。押し…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20251020-6267034)
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