財務省がついに本音を出した。日本の医療はこう変えられる【財政審資料を医師が解説・前編】

病院グループ総帥 中田総院長
リアクション
2026年05月01日
今回は、財政制度等審議会の資料をもとに、日本の医療・介護制度がこれからどの方向に変わっていくのかを前後編で解説します。

前編では、まず財務省が何を問題視しているのかを整理します。

今回のポイントは、単なる「医療費削減」ではありません。

現役世代の社会保険料負担が重くなり、医療・介護給付費が伸び続ける中で、国は医療制度そのものを組み替えようとしています。

具体的には、

医療政策のトリレンマ
フリーアクセスと医療費の関係
病院と診療所の役割分担
外来医療の機能分化
医療DXとデータベース整備
MCDBによる医療機関経営の見える化
薬局の立地・集中率・門前薬局問題
OTC類似薬や長期収載品の保険給付見直し
高額療養費や高齢者負担の議論

などを、医師・医療経営者の視点から解説します。

この資料は、単なる財政資料ではなく、今後の病院、診療所、薬局、介護事業者に対する「制度改革の設計図」として読むべきものです。

後編では、病院経営者、診療所、在宅医療、薬局、介護事業者が具体的に何を準備すべきかを解説します。

参考資料:
財政制度等審議会「持続可能な社会保障制度の構築」
厚生労働省 令和8年度診療報酬改定資料
中医協資料
医療経済実態調査
MCDB分析資料
介護報酬改定関連資料