早稲田大学・安田虎汰郎 社会人対抗戦での投球練習 2026 03 30 (日大三)

若生わこの東京六大学野球ch
リアクション
2026年04月01日
↓昨春の動画&寸評はコチラ。
https://www.youtube.com/watch?v=ypapyVBqI24

チェンジアップが代名詞となる、新3年生の右オーバーハンドリリーバーです。
リーグ戦での通算成績は 19登板 26回を投げて 3勝 2敗 14被安打 15四死球 18奪三振 7自責 防御率2.42 となっています。
しかしながらこの成績、1年生時の稼ぎが大きく、2年生時の成績はかなり足を引っ張っています。
両年の成績を比較してみましょう。

・1年生時
11登板 13回 2勝 1敗 3被安打 6四死球 7奪三振 1自責 防御率0.69
・2年生時
8登板 13回 1勝 1敗 11被安打(本塁打2) 9四死球 11奪三振 6自責 防御率4.15

奪三振こそ増えましたが、被安打も四死球も大きく悪化。
これはアマチュアでは珍しい、トーナメントメインではなく同一リーグ内にて何度も同じ相手と対戦を続けるという大学野球ならではの現象で、「研究+慣れ」によって攻略されてしまったと見るべきでしょう。

私は昨春(2025年4月29日)の寸評に於いて
>>チェンジアップが独特の軌道なので初見で打つのは困難な投手でしょう。
>>今日までの通算でも 15回を投げて 自責1 防御率0.60 と優秀な成績を残せています。
>>ただ大学野球は研究が盛んですし、リーグ戦なので幾度も対戦機会があることを考えると「現状のままでは攻略される日がいずれやってくるのではないか」とは感じます。
と安田のことを評価していました。手前味噌になりますが「当たったな」と考えております。

直球は常時130キロ台後半。稀に140キロオーバーを記録します。この日に確認できた最速は140キロと記憶しています。
変化球は125キロほどのフォーク・115キロほどの速いチェンジアップ・100キロ強の遅いチェンジアップを投げ込んできます。つまり全て回転を殺すタイプですね。
昨秋の新人戦にて先発登板した際にはカーブやスライダーといった回転をかけるタイプも投げていましたが、リーグ戦で投げてこないのを鑑みるにそこまで自信がある球ではないのでしょう。

直球はなかなかキレはあるものの、やはり右上投げの救援としては現在の東京六大学レベルでは速いとは言えません。
昨年を見る限り、「ひたすらチェンジアップを待っておいて、真っ直ぐが来たらファールで逃げればいい」という対策をとられていると見ます。
奪三振が2年生になって増えたのは球質が上がったからではなく、こういう割り切った対策をとられるようになったことが要因と考えます。
安田自身も昨春時点で相手の慣れを感じたのか、少し投球の組み立てを変えたようです。データを取っているワケではありませんけれども、秋からは遅いチェンジアップの比率が減り、速いチェンジアップが増えたと私は感じました。
しかしこれぐらいの変化では抜本的な解決にはなり得ません。
・スライダーやシュートを駆使して左右の揺さぶりを追加するなど、もっと大きく投球の幅を広げる
・球速自体を向上させて、チェンジアップ一本待ちでは対応が困難ということを見せつける
こういった大きな成長が見えない以上、「こりゃあこの春のシーズンは昨年と似た感じの成績になりそうだな」というのが率直な感想です。
この日は1イニングを1奪三振で締める見事なパーフェクトピッチングを見せましたが、リーグ戦で好成績を残す可能性は低いと見ました。

まぁただこの選手には「なんとか良い結果を残して欲しいんだがなー」とは思っております。
というのも、私を球場で見かけるに挨拶してくれる選手がボチボチいるのですけど、この安田もその一人だからです。(去年の4年生で言えば慶應の外丸東眞や立教の鈴木唯斗・山形球道なんかがそうでしたね)
あまり個人的な感情は選手評価には持ち込まないように留意していますが、やはり人情というものがありますので、コチラに対して愛想が良い選手には応援する気持ちが湧くというものです。
私のこの予想を覆し、周囲から「やっぱ素人の意見なんかアテになんねーなー」と言われるように好投を見せてくれれば幸いです。
頑張ってください。