与える男(ユニコーンの曲)宙吊りのシックス【ギター弾き語り・寸評つき】

bandshijin
リアクション
2026年07月14日
1993年、活動に一回線を引く前の最後のアルバム『SPRINGMAN』収録曲。奥田さんのソロでも歌われることがある曲だとか。再始動後のユニコーンも披露しています。再始動後のアルバム『Z』についた特典DVDを見ていたら、再始動後のライブでも本曲を披露しているのが確認できました。

あげまんという言葉がありますが、こちら(与える男)は運気を上げるオトコでしょうか。僕と一緒になれば、君も幸せになれちゃうぜ?みたいな頼もしさと根拠があるのかないのかどうでもいいようなポジティブさとエネルギーが漂います。

たった2拍のリズムモチーフをリズミカルに反復するAセクションにつづく「不思議な力で」のところはサビが来た?いや、まだ?みたいな思わせぶり。ホントのサビはまだホントにきます。「僕の愛している人よ」……と、これでもかというくらいに4分音符をまっしぐらにたたきまくります。サビ尻の音程がダイアトニックスケールのⅵ(移動ドでラの音)なのが中間色と宙吊り感を示していて秀逸。1サビのおしりは「君を幸せにしてあげる」、ラストサビの歌詞は「君の未来が気がかりで」。この歌詞の結びを、ⅵの音程で筆を置く意匠にしているところがセンスありすぎ。

本曲を収録したのと同じアルバムに『すばらしい日々』も収録されており、それは脱退していくドラマー西川(川西)さんの姿を描いているとの解釈があるそうですが、本曲『与える男』の「君の未来が気がかりで」も、年単位で肩を並べてきた仲間の未来を思いやり気遣う言葉にも思えてきて胸熱なところです。もちろんストレートに男女のパートナーシップの歌と読むのも良いでしょう。

ロックンロールなうねりのある伴奏形にシンプルだがリズムやビート、そしてメロディの起伏やそれら詳細な要素の全体によって醸し出す大きな博愛・慈愛・恋愛・友愛が尊い傑作です。

0:00 ギター弾き語り
3:48 寸評

【曲について】
作詞・作曲:奥田民生。ユニコーン(UNICORN)のアルバム『SPRINGMAN』(1993)に収録。



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この動画の演奏 青沼詩郎(bandshijin)

【この曲について書いたブログ】

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2020年7月21日から1日1曲ペースで1発録り弾き語りを公開。




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